活動報告
過剰米対策について質問する[議会]2005年10月19日
10月6日、農政委員会で私は「豊作による過剰米対策について」農政部長他に質問を30分間行った。本年は北海道の稲作が天候が順調なこともあり、作況指数が「109」と大豊作となり、品質も上々ではあるものの、豊作とばかり喜んでいられない状況が待ち受けている。
手放しで喜べない豊作
それは平成16年度から始まった米制度改革により、作況指数が「101」以上の地域については「集荷円滑化対策」という豊作による過剰米対策が実施されるからである。この対策は、余剰分を主食用の米と分離し、1年間倉庫に保管した上で加工や飼料用に回すというもので、農家手取りも主食用であれば60キロあたり12,000円前後であるのに、余剰米は6,000円と決められている。
集荷円滑化対策の取り組みを問いただす
本年初めて対策の発動となるが、農家の間には「生産意欲を失わせることにならないか」「米の価格は本当に維持できるのか」といったこの制度に対する失望や不安が広がっている。さらには米価が下落を続け、生産原価を割るような状況の下で国営事業完了に伴う農家負担が始まるなど農家経営にいっそうの重圧感が増加するところである。今回、集荷円滑化対策の区分出荷は初めての取り組みであり、稲作農家に周知徹底を確実に実行できるかどうか疑問であり、地域差はあるものの道側の見解を伺ったものである。
道側は私の作況指数についての調査方法や区分出荷数量の算定についてなど7つの質問に対しそれぞれ答弁したが、本道の稲作農家の経営環境が厳しい状況に置かれていることは認識しているものの、国の制度であるため制度面での充実を求めると共に地域において経営の安定に向けて園芸や畜産等を含む水田農業の構築、さらには付加価値の向上などが必要と考えているので、こうした地域の取り組みが一層進むプロジェクトチームを立ち上げ、検討してまいりたいとの部長答弁であった。
実情に合った作況指数を適用すべき
区分出荷を支庁単位の作況指数で一律的に行うのではなく、良質米の取り組みなど地域の努力や実情を反映したものとなるようにすべきではないかとの質問には、支庁管内においても気象条件や土壌条件などにより地域によって作柄が異なるので、集荷円滑化対策を適切に実施するためには作柄など地域の実情をより反映したものとなることが望ましいと考えていることから、作柄表示地帯区分の細分化について国に要望することで今後制度運営のあり方について農業団体と話し合ってまいりたいとの答弁であった。この件に関しては多くの農家の方々の注目する課題であり、道として国に対して継続的に要請してまいらなければならない。
作況指数が1ポイント違うと約9,800俵だといわれているので、集荷円滑化対策過剰米に大きな影響を及ぼす。作況指数は生産現場の作柄、また調査方法から再考してもらわなければという一念で質問したが、稲作地帯から選出されている道議会議員としては何か明確な答弁が得られず、道側の立場を理解しながらも空しさを感じた。しかしこの問題について農林水産省、そして国会議員に対して強く要望してまいります。


